AGA治療の落とし穴
2018.08.23更新
日々の外来で、しばしば出くわす患者様の中に、健診結果での肝機能障害の指摘や、
たまたま別の目的で採血を行って偶発的に肝機能障害が見つかった際に、
よく問診をしていくと、AGA治療薬を内服しているという場面があります。
当院でも、AGA治療薬として、院内にプロペシアの後発品(フェナステリド錠1mg「ファイザー」)とザガーロを取り扱っております。
当院で処方している方にはお話ししているのですが、この系統の内服薬は、肝機能障害を引き起こすことが少なくない印象があるので、
できる限り内服開始前に採血にて肝機能検査を行い、問題のないことを確認したうえで、飲み始めて、1か月後、3か月後ぐらいは肝機能が問題ないことを確認することをお勧めしています。
どこかで買いだめしてしまい、肝機能障害が見つかり、買いこんだ箱を無駄にするとかえって高くつきます。
しっかりと肝機能障害などの副作用を認識して、上手に治療を進めてください。
すでに内服している方でも、肝機能を定期的にチェエクうしてもらうようにしましょう!
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