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2019.04.30更新


4月の下旬は、冬を思わせるほど多くの患者さんが、体調を崩し受診されました。

冬はインフルエンザが主役でしたが、この時期は多様で、花粉症の延長で粒子の小さなヒノキの花粉や黄砂などが粘膜に入り込んで炎症を引き起こすパターンや、溶連菌などによる細菌感染で、咽頭炎や声が出なくなるような喉頭浮腫、または扁桃炎などで熱を伴うなど様々でした。

そこで役立ったのは、院内での採血による迅速検査にて白血球数を確認し、その結果を基に治療を選択できたことです。

症状や、咽頭所見で検査が必要と思われる場合は、採血を行い、治療に役立てることができました。この白血球数の確認は、不要な抗生剤投与を避けるだけでなく、念のための抗生剤投与では到底足りないケースも見分けることができ、適切な治療をするための判断材料になります。

投稿者: 六本木HATクリニック 院長 福田智信